社会的知性(SQ)とは?

IQやEQにつづく第三の知性

IQ=知能指数、EQ=感情的知性、そしてSQ=社会的知性と呼ばれる第三の知性と言われています。

社会的知性とは、人と人との心の結びつきに焦点をあて、人間同士の相互関係の中で生きていく社会的能力のことを言い、ソーシャルインテリジェンスとも呼ばれています。

元々はアメリカの心理学のエドワード・ソーンダイクが1920年頃に

「人々を理解し管理する能力であり、人間の世界でうまく生きていくために必要なスキル」と定義されていましたが、

この考え方には「他人を利用して自らの益を得る」内容が含まれているためハーバード大学心理学者のダニエル・ゴールマンがこの定義を「他者との関係において高い知性を発揮する能力」と修正。

さらにゴールマンが最新の脳科学や心理学などの知見を取り入れ、人間にとって最も重要な『頭の良さ』とはなにかを追求した結果、このSQ=社会的知性だったのです。

社会的知性の重要性

2013年に『雇用の未来』という論文で「10年後には今ある職種の約半分がなくなる」と語り話題になったオックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授が、

2017年の論文『スキルの未来』で10年後の2030年の雇用市場のにおけるスキルの需要を予測、ランク付けを行いました。

そして、今後必要とされるスキルについて『ソーシャルインテリジェンス』=『人間理解』が最も必要とされると言っています。

『人間理解』とは、心理学や社会的洞察力、社会学、人類学などの知識やスキルのことを指します。

そしてこの『人間理解』こそが社会的知性、SQなのです。

「AIに仕事を奪われる」や「AIに仕事を奪われることはない」など様々の意見や不安が飛び交っている中、このマイケル・オズボーン氏の考えはかなり的を得ていると言えるでしょう。


なぜなら、「相手を理解する」という作業は、マシンが最も不得手としている分野であるからです。

社会的知性の内容

ダニエル・ゴールドマンが提唱する社会的知性の内容について説明します。

社会的知性は大きく二つに分類ができるとされており、それは「社会的意識」と「社会的才覚」です。

社会的意識とは、

相手の内面を即座に感知する能力から、他者の感情や思考を理解する能力、そして複雑な社会状況を把握する能力まで、広範な人間関係の認識が含まれます。
さらに能力を細分化すると、

・原共感
他者の感情に寄り添う能力。相手の気持ちを読み取る能力。

・情動チューニング
全面的な受容性をもって傾聴する能力。相手に波長を合わせる能力。

・共感的正確性
他者の思考、感情、意図を理解する能力。

・社会的認知能力
社会のしくみを知る能力。

社会的才覚とは、

さらに、社会的意識に社会的才覚が加わることで円滑で有効な人間関係が可能になるとしています。社会的才覚には次のような能力が含まれます。

・同調性
人間関係において互いに及ぼす影響を円滑に処理する能力。

・自己表現力
自分を効果的に説明する力。

・影響力
社会的相互作用の結果を生み出す能力。

・関心
他者のニーズに心を配り、それに応じて行動する能力。

社会的知性を高めるには?

社会的知性の重要性をご理解いただけたでしょうか?

これからますますテクノロジーが発展し、AIや機械が人々の生活に入り共生することになるでしょう。

この時代をより良く生きていくために社会的知性を高めて豊かな生活を手に入れましょう。

社会的知性を高めるための知識や習慣をこのブログでは日々、情報発信をしています。

ミツお

『夢や目標から逆算して習慣をデザインする』ことをテーマに情報発信しています。 高校卒業後ーストラリアへ語学留学→クイーンズランド工科大学→四国お遍路(野宿・徒歩)→某教育機関で不登校・引きこもり・発達障害などの支援・調査の仕事を8年しています。人生を豊かに生きるための「習慣」や「社会的知性」の高め方をコンテンツとして配信していきます。